ORIRO 避難はしご 7型(アルミ製)
■ この避難はしごは国家検定合格品です。消防の義務設置に対応しています。
■ 災害時の緊急避難器具を代表する製品です。簡単に使用できる丈夫な金属製の避難はしごです。
■ 災害時、家屋の倒壊、火災等で、通常の避難が困難な際に緊急脱出するためのはしごです。大切な命を守るためにぜひご用意ください。
※ 実際にはしごをかける所(窓枠や手すり)から地面までの高さと上記の「設置可能範囲」(フック名の右にある「~mmまで」と書いてある長さ)を合わせてお選びください。
※ 高さがこれ以上になってしまう場合はひとつ上のサイズをお選びください。
使用方法
ORIRO避難はしご 商品紹介
この避難はしごは軽量で容易に窓枠、構造物に取り付けられます。金属製で丈夫な構造になっており、国家検定にも通っているので安心してお使いいただけます。上記図の取り付け方法は、コの字型の自在フックタイプ(壁にセットして使用するタイプ)
ですが、ナスカンタイプ(フェンス、手すりにセットして使用するタイプ)も同価格です。ご注文の際には、ご希望のフックタイプをご指定ください。
自在フックにて取付をする場合、壁の厚さは60から280mmまで対応しております。
品番 |
OA オリロー7型
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有効長
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6,600mm |
設置可能範囲の高さ
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自在フック 7,510mmまで ナスカンフックA 7,630mmまで ナスカンフックB 7,650mmまで
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自重
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自在フック 9.4kg ナスカンフックA 8.8kg ナスカンフックB 8.4kg
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■設置届けに関して■
個人宅(一軒家)には設置義務はありませんので、任意に購入し、設置する場合には届けなどは必要ありません。また、避難ハッチ等がすでに設置済で、さらに部屋ごとに任意ではしごを用意しておきたい、等の場合は適切な長さのものを選んでご購入ください。大切な命を守るご家族の避難手段として最適な避難はしごを是非、ご検討いただければと思います。
また、新規の建物、アパート、マンション、テナントビル等を建てた場合や消防より指摘があった場合には避難器具が必要になる場合があります(消防の義務設置)。管轄の消防署にご確認の上、適切な避難器具をご購入ください。
設置届けの提出が必要な場合、消防設備士による提出も承っております(別料金)。内容・場所により料金が変わりますので、ご希望の場合はお問合せください。また避難はしごや設置に関して何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
■注意事項■
・はしごには表(利用者の方が実際に降りる側)と裏(防火対象物の壁面に接する側)があります。誤って表裏を逆に掛け渡した状態で展長し、突子の側に足を掛けると大変に危険ですのでご注意ください。
・保管場所についてですが、できる限り設置場所(実際に掛けて使用する場所)のすぐ近くに置いてください。設置場所については、金属製避難はしごを展長したときに、防火対象物に突子(とっし)が接触できる位置が基本です。壁面の無い部分にはしごを展長すると、使用の際に、使用者の自重によってはしごが建物側へ入り込んでしまう、ハングアップ状態になってしまい非常に危険です。また、降下地点にものを置いてはいけません。そして安全、確実、かつ容易に使用される構造のものでなければなりません。
・15mなど、長いはしごについてご質問されることがありますが、最大で約10mまでとなります。それ以上長いものはありません。また、こちらはあくまで避難器具になりますので、工事作業で使いたい場合等他の用途での安全性・耐久性の保証はできません。
■よくある質問■
Q 義務設置とはなんですか?
A 消防法により「避難器具を設置しないといけない」場合があり、そこに避難はしご等の避難器具を設置することです。設置義務があるかどうかについては、店舗の内容、居住者の数、避難経路等建物の状況により判断されますが、地域により条例がある場合もありますので管轄の消防署にご確認ください。
Q 義務設置の場合ははしごを用意すればいいの?
A 通常は3階まででしたら、国家検定品の吊り下げ式金属製避難はしごで対応可能ですが、収納ボックスと避難はしご表示板+使用表表示板も必要となりますので、同時にご購入ください。4階以上は避難はしご以外の避難器具(緩降機や固定式はしご等)が必要となります。また、2階や3階でも店舗や収容人数等により避難はしご以外の避難器具が求められる場合もあります。
Q 購入したらどうすればいいの?
A 宅配便でお送りしますので、避難場所の近くに置いてすぐに使える状況にしてください。収納ボックスもご購入の場合はその中にはしごを入れ、避難はしご表示板+使用表表示板を近くの目につく場所(壁等)に両面テープ等で貼り付けてください。※両面テープは付属しませんので、壁の素材に合わせて適切なものをホームセンター等でご購入下さい。
Q 設置に来てもらいたい。また、古いものを引き取ってほしいんだけど?
A 上記の通り、宅配便でお送りする方法になりますので設置や引取りは行っておりません。設置といっても、吊り下げ式はしごの場合は置いておくだけですので特別な作業は必要ありません。古いはしごに関しては、地元の役所や業者に廃棄依頼をお願いします。
Q 購入したら降りる練習をしたいんだけど?
A 避難訓練に関しては危険ですので素人だけで行わず専門家(消防設備士や消防関係者など)の立会のもとで行うようにお願いしています。練習は、フックを窓や手すりにかけるところまでは行っていただけます。はしご自体は金属製で丈夫にできていますので、複数回ご使用いただくことは可能です。もし開いてしまった場合は元通りに折りたたんで収納してください。
Q ナスカンフックはアルミ製の手すりにはかけられる?
A アルミ製の手すりの場合、体重がかかると曲がってしまうのでおやめください。引っ掛ける手すりや腰壁などは材質にかかわらず十分な強度が必要です。避難者の体重がかかっても大丈夫かどうかご確認の上、ご購入ください。なお、手すりの直径が50mm以上ある場合は、ナスカンフックAタイプでも鎖部分を手すりに1周させてその鎖にナスカンフックをはめれば使用可能です。
Q 窓の下にひさしがあるんだけど?
A 吊り下げ式はしごは垂直に展開していきますので、ひさしや屋根等があってななめに展開するような場合は使用できません。その場合は柔軟性があるワイヤーロープ式のはしごをお選びください。
Q 下の階に降りれればいいんだけど?
A 吊り下げ式避難はしごの場合は、基本的に地面まで一気に降りるという形になります。セットバックをしていて、下階にしか降りられない場合は消防への確認が必要です。
Q 地面までの高さがわからないんだけど?
A かけるところから地面までの高さを把握することは非常に重要です。「~階用」とあるものはあくまで目安ですが、ビルにより階高は違いますので実際にメジャーやタコ糸を垂らす等して正確な高さを計り、適切な長さ(設置可能範囲内)のものをお選びください。※消防法でも「最下段の横桟から地面等の降着面までは50cm以内に収めなければならない」とされています。それ以上宙に浮いてしまうと、かなり高い位置からジャンプすることになり、着地時にケガをする恐れがあるからです。
Q 降りる途中に壁面がないんだけど大丈夫?
A 上記注意事項にも書きましたが、壁面がない部分は壁にはしごを押し付けることができず、宙に浮くような状態で安定しないので危険です。そのような状況で使用する場合、よりしっかりした構造のはしご(mini SOS)や緩降機等をお選びください。
Q はしごの耐久性を知りたい。何年位持つの?
A 湿度・保管環境(直射日光、風雨にさらされる、海に近い等)により大きく変わりますので何年持つかというご質問にはお答えできかねます。スチール製のはしごはもちろん、スチール製のボックスもコーティングされてはいますが、鉄製ですので将来的にはやはり錆びが出ます。錆びが気になるようでしたら、アルミ製はしご+ステンレス製ボックスの組み合わせをご検討ください。こちらの商品は避難器具という性質上、定期的な点検が必要となってきます。点検時に異常がありましたら早めに交換してください。
Q 避難器具ってほかに何があるの?
A マンションではバルコニーの床埋め込み式の避難ハッチが一般的です。他には調速ロープを体に巻いて自重で降下する緩降機(一動作式と消防から言われた場合はこちら)、外壁にアンカー固定する固定式避難はしご等があります。こうした避難器具や避難ハッチ改修も承っていますので、ご興味がある方はお問い合わせください。